「Dr. HOUSE」シーズン2、ディスク4(getting bored withほか)

Dr. HOUSE」シーズン2、ディスク4からです。PotPlayerで英語字幕と日本語字幕を同時表示し、Windowsのスニッピング・ツールでスクリーンショットをとりました。

(以下字幕)
You okay?
大丈夫?
She’s fine, probably getting bored with the question.
退屈しているだけさ
(字幕終わり)

You okay? はキャメロンに対する質問です。HIV患者が血と共に咳をし、その血しぶきがキャメロンの顔に付着しました。それで、キャメロンは自分がHIVに感染したのではないかと心配しています。それで、みんなが繰り返し「大丈夫かい」と尋ねるわけです。

その質問に対して、ハウスは、She’s fine, probably getting bored with the question.と言います。もちろん「退屈しているだけさ」ではなく、「大丈夫だよ、(キャメロンは)その質問にはウンザリしているのさ」が正しい解釈です。

次です。

(以下字幕)
We’ll inject a dye around your heart to make the tumor visible on the CT.
CTに映るように 心臓を染色します。
(字幕終わり)

心臓は着物とは違って染色はできないのではないでしょうか。きれいに染色しても、残念ながら、体の内部にあるので外からは見えません。

このdyeは「造影剤」のことで、英辞郎によると「造影剤」の訳としては、contrast agent、contrast dye、contrast material、contrast media [medium]、imaging agent、radiopaque [radiodense] dyeなどがあります。もちろん、dyeは比喩表現です。病院で造影剤ありのCTを受けたことがある人は、分かるでしょう。

なお、dyeをそのまま「染料」と訳して、使っている場合もあるようです。また、組織細胞検査では、染色はあります。

次です。

(以下字幕)
Thirty-five year old female, vomiting massive amounts of blood, LOC at work, BP 80 over 20, heart rate 140.
仕事中 意識不明になり 心拍数140
(字幕終わり)

救急患者の状態の表現です。覚えておくと、アメリカで倒れたときに自分で説明するのに便利です(意識があればの話です)。

Thirty-five year oldは、これ全体が形容詞句ですので。Thirty-five-year-old femaleとも書けます(こちらの方が正式です)。

LOCはloss of consciousness(意識消失)の略語です。LOC at workは、「職場で意識消失」。BP 80 over 20は、BP=blood pressure(血圧)。80 over 20は、血圧の上が80で下が20ということです。heart rate 140は、脈拍(心拍数)140です。heart rateの略語はHR。入院患者の横にあるベッドサイドモニターにHRという文字が見えます。

以上