「ゴーストバスターズ/アフターライフ」(barなど)

映画「ゴーストバスターズ/アフターライフ」からのスクリーンショットです。いつもの通り、PotPlayerを使い、英語字幕を読み込み、英語と日本語の字幕を同時表示してスクリーンショットを撮りました。

(以下字幕)

(息子)
Ah, come on. Not a single bar?
電波(バー)弱すぎ

(母親)
There’d better be a bar. [CHUCKLES SOFTLY]
バーで飲みたい

(息子)
That’s funny.
うける

(字幕終わり)

映画では珍しく、英語のだじゃれ(かけことば)を見かけたので紹介します。

「電波(バー)弱すぎ」の「バー」は、携帯電話の信号バーのことです。母親の「バーで飲みたい」の「バー」は酒場です。二人は車で田舎町を走っていて、そこにはバー(酒場)がないのです。

そう考えると、「電波(バー)弱すぎ」は「おっと。バーがぜんぜんない」、母親の「バーで飲みたい」は「一つぐらいバーがあればいいのに」という訳もいいかもしれません。

次です。

(以下字幕)

(女)
Right. Well, the only thing lurking inside here is my slowly dying soul.
中身はゆっくり死にゆく私の魂

(男)
Is that what that smell is?
このニオイは?

(女)
夕食じゃない
Well, it’s not dinner, so…

(字幕終わり)

「中身」とは、haunt box(幽霊箱)の中身です。そこには、ゆっくり死んでいく女性の魂が入っています。

注目すべきなのは、Is that what that smell is? です。

ここで、最初のthatは、haunt box(幽霊箱)の中身、つまりゆっくり死んでいく女性の魂のニオイです(前文の説明を受けています)。一方、that smellは「(男性が)先ほどかいだニオイ」です。

したがって、「このニオイは?」は、「あのニオイが、そのニオイだったんですか?」と書いた方が正確かもしれません。

以上