「ゴヤの名画と優しい泥棒」(educatedほか)

「ゴヤの名画と優しい泥棒」を観ました。いくつか、考えたいところがありました。英語字幕はインターネットの字幕サイトからダウンロードしました。再生プレーヤーはPotPlayerです。インターネットの字幕サイトからダウンロードした英語字幕を画面に読み込み、スクリーンショットを撮りました。

(以下字幕)

He is not a writer.
自負心が強いけど、文章力はない。

He has potential, but he can’t write.
自負心が強いけど、文章力はない。

(字幕終わり)

「自負心」に対応する英語はどこにもありません(ただし、映画では自負心が強い人間として描かれています)。

He has potential, but he can’t write.は、直訳は次の通りです。

「潜在能力/才能はあるが、文章を書けない/文章作成力がない。」

次です。

(以下字幕)

He’s not an educated man.
教養人ではない。

(字幕終わり)

an educated manはふつう、「高等教育を受けていない/大学に行っていない人」を指すようです。主人公は戯曲の脚本を書いているので、教養はあります。

次です。

(以下字幕)

Can someone show me out?
終了のサインを

I wouldn’t dare, you’d be telling everybody what I ate for breakfast.
よそう 字で私生活がバレる

(字幕終わり)

show someone out は、「(人を)出口まで/外まで送る/見送る」です。see someone outもほぼおなじです。どこから「終了のサインを」が出てきたか不明です。

I wouldn’t dare, ~は、(男性が)玄関まで女性を送ると、世間話などを通じて女性にいろいろ私生活を類推されるから「いや、見送らない」と言っています。女性は上のan educated manの画面の女性です。編集者か鑑定家(占い師?)で、おしゃべりなのです。

次です。

(以下字幕)

Like life I can never decide if The Cherry Orchard is a tragedy or a farce.
「桜の園」は悲劇なのか喜劇か分からん

(字幕終わり)

Like lifeは、おや、どういう用法かと思いましたが、Like life, I can never decide ~とコンマを入れると分かりやすくなります。

人生と同じく、「桜の園」は悲劇か喜劇か分からない。(人生も悲劇なのか喜劇なのか分からない。)

以上