addは「加える」なので、日本語の感覚では他動詞(目的語を取る)です。ところが、addには自動詞があって、「ジーニアス英和」では、次のように定義されています。

 |自|足し算をする,加算する
up [down] (縦に並んだ数を)上から下へ[下から上へ]足す.

 さらに、 add upには上記のほか、「〔事実・証拠・行動などが〕意味をなす、納得がいく、なるほどと思える、了解できる、合点がいく、つじつまが合う」(以上、英辞郎より)などの意味があります。以下、「ジーニアス英和」と「Wordnet 2.0」のadd upの定義です。

 ジーニアス英和
add up|[自]
1) 〈数字が〉一致する, 計算が合う;[略式][主に否定文で]〈話などが〉つじつまが合う, 筋が通っている《◆進行形不可》
There’s something about this that doesn’t up.|これにはどこかつじつまの合わないところがある
It all s up now.|それで合点がいった.

 Wordnet 2.0
add up
13まで省略)
4: be reasonable or logical or comprehensible [syn: make sense]

 下のスクリーンショットは、映画「ZOO」からとりました(PowerDVD 16で英語日本語字幕同時表示)。

2番目のスクリーンショットの But his theories, they never quite added up. は「仮説は受け入れられず」ではなく、「つじつまが合わなかった」が正しい解釈です。理論に矛盾があり、それで「錯乱状態になった」のです(話に少々、無理がありそうですが)。theyは、his theoriesを受けています。

以上