「24 リブ・アナザー・デイ:ディスク5」を観ました。参考になるかどうか分かりませんが、以下、英語の表現上、注意すべきポイントを書きます。
映像はいずれも、PotPlayerで再生(日本語字幕と英語字幕を同時表示)し保存したものです。
(1)所有格の前の冠詞(a、the)
How effective could a country’s weapons systems be if its adversaries could take control of them?
当然のことですが、a country’sのaは、systemsではなくcountryにかかります。ここでは、countryは不特定(いずれかの国)なので冠詞はaです。特定(既出、つまり既に話題に出ている国)であれば、theです。
(2)reporting senior
– Who has he associated with? Find me his handlers.
– Uh, four reporting seniors.
reporting seniorは、「報告している上司/上役/上官」ではなく、「(部下の)報告先/出頭先の上司」です。
以下、英辞郎の説明です。
【自動-4】〔場所に〕出向く、現れる、出頭する
・I reported to the head office. 私は本社に出向いた。
・Please report to the principal’s office. 校長室までお越しください。
【自動-6】〔ほかの人の〕管理下に入る、直属になる
この場合、handlers(スパイの指導役・指揮官)=reporting seniorsです。
ついでに、brief=上司/上官が部下に説明する、debrief=部下が(活動の結果などを)上司/上官に説明する、です。
(3)system=PC、ノートブック、ワークステーション、サーバー
I need you to get into Jordan’s system and see if he was working anything specifically to do with Navarro.
Jordan’s systemは、ここではジョーダンのPC(ノートブック、ワークステーション、サーバー)を指しています。「システム」より、具体的に「PC」などと訳した方がいいこともあります(ここでは不明です)。
(4)whole life
whole lifeは、「一生」というより「今まで生きてきた人生」です。機械的に「一生」と訳すと辻褄が合わなくなることもあります。「残りの人生/今後の人生」は、the rest of one’s lifeです。
以上